【】
【文明】
【人口】
トールマンとビーストが9割を占める
地理
カムイは、切り立つ崖に沿って築かれた多層都市である。巨大な木造建築が幾重にも重なり、街全体が階層を成す独特の構造を持つ。無数の提灯が揺らめき、赤い旗や橋が街を繋ぎ、活気に満ちた賑やかな雰囲気を醸し出している。カムイはアルカニア領だが、住民の大多数をトールマンとビーストが占める。また、遊郭文化が根付いていることから整った容姿を持つ者が多いのも特徴である。桜が美しいことで知られ、季節になると満開の花が崖沿いを彩る。その光景から華の街と称され、観光客を惹きつけてやまない。また、新鮮な魚介類と、米を原材料とする清酒を中心として、食材本来の味わいや色彩を活かした食文化が普及している。
歴史
かつてアルカニア領に属していたトールマンたちが、長年の差別や抑圧から逃れ、独立を求めて険しい岸壁に都市を形成したのがカムイの始まりである。経済資金を得るため、彼らは交易や産業を発展させる一方で、賭博や遊郭といった娯楽産業にも手を伸ばした。更にトルマリカに隣接することから、出稼ぎに来たビースト達が定住するようになる。こうして、賭場や遊郭を観光資源とする独自の体系が築かれ、カムイは華やかな歓楽街として発展した。近年は自治化を願う声も多いが、アルカニア側はカムイの独立を否定している。また、カムイはトールマン領とアルカニア領を繋ぐ唯一の都市であり、クロスダムを迂回して南北の大陸を移動するための重要な経路となっている。
施設
羅生門
幻燈楼
羅生門